♪あおむしはきれいなちょうちょになりました。
ウィズブック保育園八事は、園庭の周りをクヌギの木などが囲んでいます。
やぶ蚊が多くて困るのですが、反面、ちょうちょやトンボ、カマキリ、バッタなどの昆虫がやってきます。
毎年アゲハ蝶がレモンやみかんの葉に卵を産み付けていくのですが、今年はなぜか大きくなれなかったり、
どこかに行ってしまうことが多かったのです。
ある日の朝、幼虫がいることを確認したのですが、昼頃見てみると…いないぞ?
どこ行っちゃったのかな?と枝を見てみると、
カマキリです。えっ⁉食べられちゃったのかな?
慌てて事務室の方へプランターを移しました。
今年はカマキリが多かったので、そのせいでアゲハ蝶の幼虫が少なかったのかな?
黒い幼虫からまだらの幼虫になり、まだら模様の白い部分が薄い緑色になったら、
みんなが良く知るあおむしに成長するサインです。
こうなるとみんな触りたくてうずうずしてますが、
「触ると落っこちちゃうし、弱って死んでしまうかもしれないから見るだけにしてあげてね」
と話すとちゃんと我慢し、見守ってくれる子ども達。
たくさん葉っぱを食べて無事にさなぎになりました。
みんながいないうちに飛んでいってしまうかな?と思ったけど、早番の職員がタイミング良く見つけ、
飼育ケースに入れてくれてました。
しばらく見ていたのですが「触ってみたい!」。
「アゲハ蝶が進む方に指を出したら指の上を歩いてくるよ」
と教えてあげると代わる代わる指に止まらせていました。
腕の方まで上がってくるので「くすぐったい!」の声も聞こえました。
そのうち室内装飾へ止まったアゲハ蝶。
「あとで逃がしてあげるまでお部屋の中、自由に飛ばしておいていいよ。誕生会に行く準備しようか」
と話していると、年中組の男の子がそっと
「ちょうちょも今日お誕生日じゃない?」
なんて素敵な言葉♥ そうだよね。今日ちょうちょになったんだもんね。
ということで、誕生会でアゲハ蝶の紹介もしてもらいました。
午後になって雨が止んでいるうちに年中・長組の子ども達で放してあげることに。
さっそくベランダの野菜の花に寄って飛んで行ったようです。